『良縁』『縁(えん、えにし)』は、まさにお金では買うことの出来ないものであり、「人と人との出会い、縁」は、神のみぞ知る世界です。まさに、「出会いは、命(いのち)」とも言われる理由と考えます。
神道には、人が生まれ持った『人』になるために、身を清める方法が、あります。「祓(はらい)」や「禊(みそぎ)」と言われる方法になります。神職が、神をお祀りするためにはこの身を清めることをもっとも大事とします。 大麻(おおぬさ)で祓い、手水などの水で禊する。清めた時に本来の自分自身=魂が、現れ、浄く、明るく、正しく、直く (清らかで、明るく、正直にそして素直に)の状態になります。
日常生活において、どうしても五感を使いツミ・ケガレがたまるのをこの祓いと禊で綺麗にすることが、日々大事とされます。
人には、みな身体と魂があります。身体は、両親から頂き、その祖先を考えるとこれは、土地、母なる大地(国)から頂いたものそれを国津神とも表現できます。また魂は、やはり天より頂いたものそれを天津神とも表現したと考える事ができます。つまり人は、本来国津神と天津神から出来ているのです。それでも、日常生活において、ツミ・ケガレをかぶり生きています。毎日、神棚の鏡に自分自身を写し、ツミ・ケガレを祓う必要があります。
このような考えのもと、「良縁祈願祭」においては、自分自身を清める手水の後、芝東照宮の御神前にて宮司より祝詞を上げて頂き、祈願し、一人づつ玉串を奉り、拝礼(二礼二拍手一礼の作法)をおこなって頂きます。ご本殿での御祈願が終わりましたら、社務所にて、神道の祓い禊の勉強として祝詞の勉強をします。
祝詞は、祭りで神に申す詞であるからその発生は祭祀と共にある。
我が祖先は、自分たちが生かされている自然の恩恵に神々の働きを認め、その神々に感謝し、また、願いや望みを叶えてもらおうと神をお迎えし、歓待申し上げたのである。
その厳粛な祭りの場で読み上げられたのが祝詞である。
神に奏上する称辞は、聞く人の心に響く、荘重典雅な格調を備える日本語の古態であって、その背景には言霊信仰があった。
■ 第一回 平成24年10月8日 芝東照宮
■ 第二回 1月27日 芝東照宮
■ 第三回 2月9日 居木神社
■ 第四回 4月7日 赤坂豊川稲荷
■ 第五回 5月18日 居木神社
■ 第六回 良縁祈願祭(祝詞勉強会)1回目
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